警備救難課 業務紹介
1.治安の確保
海上の安全及び治安の確保を図るため、刑法犯、密輸・密航事犯、海事関係法令違反、漁業関係法令違反等に重点を置き、海上犯罪の取締りを実施しています。また、東京港の安全・安心を確保するためには官民が一体となって取り組む必要があることから、関係機関や関係事業者が参画する「東京港海上防犯協議会」を設立し、防犯・保安対策に関する情報交換や各種合同訓練などを行っています。
2.生命を救う
海難や人身事故の発生時に迅速かつ的確な救助活動を行うため日頃から訓練や資機材の整備に努めているほか、船舶を保有している関係機関との連携を推進しています。さらには、事案発生時における民間事業者との連携も強化するため、関係機関及び民間事業者が参加しての海難救助合同訓練なども実施しています。


3.青い海を守る
巡視艇や航空機により海洋汚染の監視取締りを実施するとともに、臨港特定事業場からの排出水について、採水分析を行うなど不法排出の監視を行っています。また、海上保安協力員の方々とも連携し、海洋汚染に関する監視取締りや指導を行っています。


4.災害に備える
平成9年7月に発生したダイヤモンドグレース号原油排出事故を踏まえ関係機関及び関係事業者からなる「東京港排出油等防除協議会」を設立し、油等の流出事故に備えており、例年、同協議会のメンバーと合同で海上防災訓練を実施して相互の連携強化を図っています。実際の流出事案発生時は、これらの関係機関等と連携し、防除活動などの対応に当たっています。

