発表日
令和7年7月7日
概要
海上保安庁は、海賊対策のため、巡視船「みずほ」を東南アジア周辺海域に派遣しました。令和7年6月11日(水曜)に名古屋を出港した巡視船「みずほ」は任務を完遂し、7月12日(土曜)に帰港します。
海上保安庁は、引き続き東南アジア周辺海域等における公海上でのしょう戒や外国海上保安機関等との連携等を通じ、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序の維持・強化に貢献して参ります。
本文
1 派遣巡視船巡視船みずほ
(総トン数6,000トン、ヘリコプター搭載型)
第四管区海上保安本部 名古屋海上保安部所属
(1)公海上でのしょう戒
巡視船みずほは、東南アジア周辺海域の公海上において、海賊行為の監視警戒を実施するとともに、海賊関連の情報収集を行い、海上における公共の安全と秩序の維持を図りました。
(2)彼末海上保安監によるマレーシア海上法令執行庁(MMEA)長官表敬訪問
令和7年6月24日(火曜)、彼末海上保安監がMMEAロスリ長官を表敬訪問し、両機関の連携協力を一層深化させていくことで一致しました。
(3)MMEAとの連携訓練(6/27広報実施済)
令和7年6月25日(水曜)、マレーシアポートクラン沖にてMMEA巡視船「KM BANGGI」と海賊対処に係る連携訓練を実施しました。
(4)能力向上支援
外国海上保安機関に対する能力向上支援の専従部門であるMCT (Mobile Cooperation Team)をマレーシアへ派遣し、MMEA職員に対し、海上犯罪取締りを中心に海上保安能力の向上を目的とした訓練を実施しました。
連携訓練においてみずほとKM BANGGI(MMEA)が
海賊容疑船(想定)を追跡している様子)
連連携訓練における制圧の様子 (商船に見立てたみずほの甲板上)
彼末海上保安監による MMEAロスリ長官表敬訪問
MCTによる能力向上支援(制圧訓練)