JICA課題別研修「海上犯罪取締りコース」開催~シーレーン沿岸国の海上保安能力の向上を目指して!~

発表日

令和7年6月26日

概要

海上保安庁は、令和7年7月1日(火曜)~8月8日(金曜)の間、独立行政法人国際協力機構(JICA)の枠組みの下、JICA横浜とともに海外の海上保安機関職員に対して、参加国の海上犯罪取締能力の強化を目的として、JICA課題別研修「海上犯罪取締りコース」を実施します。

本文

1.研修概要

 国際犯罪の取締りに関する講義、捜査活動に関する実習等を通じて、参加国の海上犯罪取締能力の強化を図るものです。
 本研修は、「アジア海賊対策チャレンジ2000(平成12年、海賊対策国際会議)」を契機として独立行政法人国際協力機構(JICA)の枠組みの下平成13年から実施しており、今回で25回目の開催となります。

2.研修日程・場所

日程
令和7年7月1日(火曜)~8月8日(金曜)

場所
海上保安庁、第三管区・第七管区海上保安本部、東京海上保安部、横浜海上保安部、横浜海上防災基地、横須賀海上保安部、門司海上保安部、北九州航空基地、関門海峡海上交通センター、海上保安試験研究センター他

3.参加国及び研修員

16か国20名(下線は初参加国)

アフリカ
タンザニア2名、ガボン1名、ジブチ1名、ナイジェリア1名、モザンビーク1名

アジア
カンボジア1名、インドネシア1名、ベトナム1名、マレーシア1名、フィリピン3名、モルディブ2名

大洋州
ソロモン諸島1名、トンガ1名、パラオ1名

南米
アルゼンチン1名、ウルグアイ1名

4.主な研修内容

  • 海賊対処、密輸・密航等の国際犯罪の取締り及び国際法等に関する講義
  • 制圧訓練
  • 工場排水分析等の鑑識実習
  • 海上保安庁施設視察等