巡視船「せっつ」による官民連携海賊対処訓練について~官民一体で海賊対策を強化~

発表日

令和7年2月6日

概要

 海上保安庁では、令和7年2月5日(水)、巡視船「せっつ」と川崎汽船株式会社が運航するばら積み船「CORONA QUEEN」との間において、海賊船から追跡・接近を受けたとの想定で実動訓練を実施しました。
 また、本実動訓練にあわせ、海上保安庁、国土交通省海事局、川崎汽船株式会社及びアジア海賊対策地域協力協定・情報共有センター(ReCAAP-ISC)との間で、海賊発生情報等の情報伝達訓練を実施しました。

本文

  1. 日時・場所

    令和7年2月5日(水)13:00~14:00
    室戸岬南東沖海域

  2. 参加機関等
    • 海上保安庁
    • 川崎汽船株式会社
    • ばら積み船「CORONA QUEEN」(川崎汽船株式会社運航)
    • ケイラインローローバルクシップマネージメント株式会社※「CORONA QUEEN」管理会社
    • 国土交通省海事局
    • ReCAAP-ISC
  3. 概要
    • 航行中の「CORONA QUEEN」から、海賊と思われる不審な船舶(以下、「海賊船」)から追跡、接近を受けている旨の通報が海上保安庁に入電。
    • 海上保安庁から訓練参加機関等に対し、関連情報の伝達・共有を実施。
    • 「CORONA QUEEN」が回避操船等の海賊侵入防止措置を実施(手続きのみ)したことにより、海賊船は退散したものの、海上保安庁に対し船上確認を要請。
    • 海上保安庁は、付近海域航行中の巡視船「せっつ」に現場海域への急行を指示。
    • その後、巡視船「せっつ」により安全を確認。

訓練中のCORONA QUEENと巡視船せっつの乗組員
訓練中の「CORONA QUEEN」と巡視船「せっつ」乗組員
訓練中の巡視船せっつ
訓練中の巡視船「せっつ」(川崎汽船株式会社提供)