発表日
令和7年2月4日
概要
海上保安庁は、東南アジア周辺海域における海賊対策のため、令和7年1月8日(水)、巡視船「せっつ」を東南アジア周辺海域に派遣しました。巡視船「せっつ」は50回目の節目となる任務を完遂し、2月7日(金)に神戸に帰港します。
海上保安庁は、引き続き東南アジア周辺海域における公海上でのしょう戒やシーレーン沿岸国の海上保安機関等との連携等を通じ、日本関係船舶が数多く通航するシーレーンの安全を確保するとともに、法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の実現に貢献して参ります。
本文
1 派遣巡視船巡視船せっつ
(総トン数3,100トン、ヘリコプター1機搭載型)
第五管区海上保安本部 神戸海上保安部所属
(1)公海上でのしょう戒
巡視船せっつは、東南アジア周辺海域の公海上において、海賊行為の監視警戒を実施するとともに、日本関係船舶から海賊関連の情報収集を行い、我が国の海上交通路の安全確保を図りました。
(2)インドネシア海上保安機構(BAKAMLA)との連携訓練(広報実施済)
令和7年1月24日(金)、ジャカルタ沖にてBAKAMLA巡視船と海賊対処に係る連携訓練を実施しました。
(3)能力向上支援
外国海上保安機関に対する能力向上支援の専従部門であるMCT (Mobile Cooperation Team)をジャカルタへ派遣し、BAKAMLA職員に対し、海上における犯罪取締りに係る能力の向上を目的とした研修を実施しました。また、彼末海上保安監が本研修を視察しました。
※ 今回の派遣中に、日本関係船舶等との官民連携海賊対処訓練の実施を予定しています。
日本関係船舶からの情報収集
MCTによる能力向上支援
海上保安監による能力向上支援の視察
BAKAMLAとの連携訓練