インドネシア海上保安機構と連携訓練を実施しました~両機関巡視船で連携して海賊対処にかかる訓練を実施!~

発表日

令和7年1月24日

概要

 海上保安庁は、東南アジア周辺海域における海賊対策のため、巡視船「せっつ」をインドネシアに派遣し、令和7年1月24日(金)、インドネシア海上保安機構(BAKAMLA)と海賊対処にかかる連携訓練を実施しました。これら取組を通じ、法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋(FOIP)実現に貢献して参ります。

本文

1 訓練概要

東南アジア周辺海域における海賊対策のため公海上で海賊しょう戒を実施している巡視船「せっつ」は、BAKAMLA巡視船が「ジャカルタ沖20海里付近海域において、商船が海賊被害に遭った。」との情報を入手したという想定の下、BAKAMLA巡視船と連携して海賊容疑船を発見・停船措置を実施する訓練を行いました。また、彼末海上保安監が巡視船「せっつ」に乗船し、本訓練を視察しました。

(1) 日時

令和7年1月24日(金)午前9時~午前11時 ※現地時間

(2) 場所

インドネシア タンジュンプリオク港沖

(3) 参加勢力

ア.海上保安庁 巡視船「せっつ」
第五管区海上保安保安本部 神戸海上保安部所属
(総トン数3,100トン、ヘリコプター1機搭載型)
イ.BAKAMLA 巡視船「KN Pulau Marore」
(総トン数1,168トン、小型無人機搭載)

2 結果概要

 海上保安庁とBAKAMLA両機関は、海賊対処をテーマにかかる連携訓練を行うことにより、相互理解を通じて、知見を深め、両機関の更なる海上保安業務能力の向上に資することができました。 海上保安庁ではこれら取組を通じ、シーレーン沿岸国の海上保安機関等との連携を強化するとともに、東南アジアにおけるプレゼンスの向上を図り、法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の実現に貢献して参ります。

BAKAMLA幹部と握手を交わす巡視船せっつ船長
BAKAMLA幹部と握手を交わす巡視船せっつ船長
挨拶を述べる彼末海上保安監
挨拶を述べる彼末海上保安監
BAKAMLAとの連携訓練の様子
BAKAMLAとの連携訓練の様子
BAKAMLAとの連携訓練の様子
BAKAMLAとの連携訓練の様子