国際航路標識機関(IALA)第1回総会を開催~国際機関化後・初の理事国選挙で日本が当選!~

発表日

令和7年2月21日

概要

令和7年2月18日から21日までの間、シンガポールにおいて国際航路標識機関(IALA)の第1回総会が開催されました。18日には我が国を代表して寺田国土交通審議官が演説を行ったほか、20日に実施された理事国選挙では日本が当選を果たしました。

本文

1 経緯

 今総会は国際航路標識協会の国際機関化後初となる総会で、各国閣僚の演説、理事国等の選挙、一般規則案の採択等が行われました。また、総会期間中に開催された理事会において技術委員会の議長等の選出が行われました。

2 概要

(1)各国閣僚の演説
 総会初日の18日には、寺田吉道国土交通審議官が我が国を代表して演説し、国際的な航路標識の分野における国際基準の策定や現代技術の革新、人材育成の取り組みなど、これまでの日本のリーダーシップによるIALAへの貢献を広くアピールするとともに、これらの取り組みを引き続き主導していく旨を表明しました。
(2)理事国選挙
 20日に実施された理事国選挙の結果、以下のとおり日本を含めた25か国が当選を果たし、2027年まで理事国を務めることとなりました。
(3)理事会
 21日に開催された理事会において、海上保安庁国際戦略本部の粟井次雄(あわいつぐお)顧問がIALAの人材育成部門であるWorld Wide Academy (WWA)の評議会メンバーに、海上保安庁交通部企画課国際・技術開発室の野口英毅(のぐちひでき)専門官がDTEC委員会の議長にそれぞれ選出されました。

3 今後の展望

 今回の総会を踏まえて、海上保安庁は理事国として、今後も航路標識分野における国際的なルール作り等において主導的な役割を果たすことで、船舶交通の安全に努めるとともに、加盟国等と協調してその活動に積極的に貢献していきます。
 なお、次回の総会は、2027年に開催予定です。